近年の葬儀事情

生花祭壇が人気

祭壇は、それこそ10葬儀あれば10種類ある、というように千差万別です。狭い意味でいうと、白木のお宮のようなものが「祭壇」ですが、普通は花と組み合わせたもの全体を祭壇といっています。神式、キリスト教式の葬儀でも、祭壇はつくられます。

家族葬だと簡素なものを想像しますす、なかには母娘たった2人で行った父親の葬儀で、生花をふんだんに使った、りっぱな祭壇をつくった人もありました。
最近は一般の葬儀でも、とくに故人が女性の場合には、花を中心にした「生花祭壇」が人気で、色も白だけでなくカラフルです。
洋花も多く取り入れられています。
仏式であっても白木の祭壇は設けず、枢を花でアレンジし、手前に焼香台を置くという、シンプルな形も好まれています。
また、参列者が15人以下の場合は、花で飾った柩を部屋の中央に置き、祭壇はなしで、柩のまわりを馬蹄形に問む形で着席し、儀式を行うやり方もあります。
焼香台は柩の前に置きます。
北米の葬儀の形を取り入れたもので、列席者に一体感が感じられることから、今後一浸透していくかもしれません。

葬儀の場所を決める

自宅での葬儀は、全国平均でも20%以下で、首都圏ではなんと、7%以下です。個人の家が狭くなり、マンションなどの集合住宅に住む人が増えたこと、自宅に和室がない、片づけがめんどう、などが自宅での葬儀が減少した理由です。

葬儀の場所を選ぶポイントは

①故人の遺志を尊重する
②会葬者数に合った場所にする
③交通の便のよいところにする
④遺族の経済状態に合った場所にする

などです。
キリスト教の場合は、教会で行います。
神式は、神社内で葬儀はしないので、斎場で行います。

葬祭業者が経営する斎場が好まれるのは

①サービスが行き届いている
②進行がスムーズにいく
③近隣に迷惑をかけずにすむ
④近所に家庭の事情を詮索されずにすむ
⑤交通の便がよい宿泊施設が完備している
⑥手伝いの人を頼まなくてすむ

といった理由からです。
最近は、家族葬専用のホールをもつ葬祭業者も増えています。

斎場を使用するなら、市営斎場がリーズナブル

昔は葬儀と言えば自宅で行う事が多かったのですが、現代の風潮に合わせてその形態も変化しています。
しかし、斎場を使用するとなると、使用料が非常に高いです。

もし、安価に斎場を使用したいと考えているならば、市営斎場を使用すると良いでしょう。
市営斎場は市民でなければ使用できないわけではありませんが、市民でないと値段が若干上がります。
市営斎場はあちこちにありますので、一度探してみると良いでしょう。

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