欠陥の原因を探る


欠陥であっても、原因がわからないと治療の仕方もわかりません。
欠陥住宅の疑いがあれば、その状況や修理などについて、建築家などの専門家に診断してもらうことが必要です。
たとえば、ヒピ割れが生じていても、その進行が止っているようなら補修することですみますが、原因が「地盤の沈下」や「構造材の

力不足」にあり、進行するようなら徹底的な原因究明とその治療が必要になります。
欠陥の治療は、とり壊しや復旧工事をともなうことも多く、時間や費用がかかるので、簡単に考えることはできません。経過の観察、

進行状況、調査の結果などから治療の方法を判断することになります。
しかし、専門家が助言できるのは技術的解決策の方針までです。
解決の実施には、費用・時間が必要になります。
たとえば、裁判にして損害賠償を勝ちとろうとすれば、相当な時間と費用がかかります。
何がなんでも心理的満足感が欲しいと思うのはわかりますが、その一歩手前で解決する方法もありえるので、その点もよく考えて対応

しましょう。
ただし、その欠陥によって周囲の人に過大な危険が生じる場合は、この限りではありません。
建物は単に個人的財産であるだけでなく、社会の財産でもあるからです。